けふっとしてそこはかとなく笑えてこわくてだだっぴろい世界へ。ただいま超不定期更新中(なかにしけふこ)
by hortus71
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怪談短歌百物語2010【61】~【80】

怪談短歌百物語2010、【61】から【80】まで再掲します。
ラストスパートが効いてきました。あと5日で完走できそうです。短歌関係のみなさまぜひご参集ください。



【61】北風の強い夜です まっしろな肌の女性に宿を貸します(風) 牧野芝草(@mkss)

【62】あれも北口だから引き返すぼくたちがポケットから見せあう手と手(北)/我妻俊樹(@gatuma)

【63】雪、雪、雪、みはるかす街まっしろにうもれる僕らの冷えてゆく膚(まっしろ)/なかにしけふこ (@mmktn)

【64】 どれもみな北口だから降りてみる君のその手に林檎わたして (北、手)/なかにしけふこ (@mmktn)

【65】白き手に赤き林檎を抱きしめて何を語るや声もださずに(手、林檎)藤原桐子(@niaonmo)

【66】声もなくたべてるひとをとめないでその赤林檎有毒につき(声、林檎)/なかにしけふこ(@mmktn)

【67】紅に染まる喉元見つめつつ女は笑う声をしのばせ(声)/藤原桐子(@niaonmo)


【68】笑っちゃえ笑っちゃえったら笑っちゃえなんでここにオバケがでるの?(笑)/なかにしけふこ(@mmktn)

【69】あいつ廊下はあかるくしてっていったのに喉にむずがゆい腫れがある(喉)/我妻俊樹(@gatuma)

【70】君の香に誘われさまよう真夜中に廊下の果ての迷宮に入る(廊下)/藤原桐子(@niaonmo)


【71】去年からドアの隙間にすむ守宮(やもり)このごろ人の言葉を話す(宮)/島なおみ(@shimanisenjyu)

【72】ただひとつまことの言葉をくださいと闇の中から何某の声(言葉)/藤原桐子(@niaonmo)


【73】ひそやかな闇がこの身をつつみゆく甘い吐息とかたる目をして(闇)/藤原桐子(@niaonmo)


【74】めくるめく青空とほく闇にひかり心吸はるる無限回廊(廊)/なかにしけふこ(@mmktn)

【75】雪の日の文字と文字との隙間より黒く幽けく湧ける海鳴り(隙間)/なかにしけふこ(@mmktn)

【76】青空に月だけがあるわたしたち月に似たまま苦しんでいる(青空)/我妻俊樹(@gatuma)

【77】みたものをけしてかたつてはなりません僕らの秘密の月の裏側(月)/なかにしけふこ(@mmktn)

【78】君の裏側でわらつてゐる人が君に代わつて蠢く真昼(裏)(側)/オカザキなを (@nawon)

【79】ちはやふるわたつみの火の赤い血を真珠と見紛う雪のつとめて(血)(雪)/八柳李花 (@jeusupreme)

【80】断頭後まだ温かい血が流れ赤く染まった手袋を脱ぐ(血、赤)/牧野芝草 (@mkss)



遊び方を再掲します。


一語摘み怪談短歌百物語をします。
【 】の中に何番目か、番号を入れてください。
前の番号の歌から摘んだことばを皆さんの作品の末尾に( )でいれてください。
最後にタグ #tanka100storiesをつけてください(#の前は半角空け推奨)
100個集まったら2巡目行きましょう。怖い短歌を詠んで読んで皆で涼しくなりましょう。
一語摘みでは苦しくなったら適宜新しい題材を投入して下さってかまいません。
みなさまのホラーを短歌に託しましょう。

牧野芝草さんが書式を簡要にまとめてくださいました。ありがとうございます。
こちらでどうぞ。
【番号】前の歌から一語をもらった怪談短歌(拾った一語)/名前 QT @前の人のtweet +ハッシュタグ 
で お願いします。

それではみなさま引き続きよろしくお願いいたします。
by hortus71 | 2010-12-26 08:25 | 納涼怪談短歌百物語2010

『トルタの国語 冒険の書』に西脇論を書きました。

ヴァーバル・アート・ユニットTOLTAの国語教科書『トルタの国語 冒険の書』に西脇順三郎論「記憶のプールとはかなさの詩法」を書きました。
ご依頼下さった河野聡子さんありがとうございました。

『超現実主義詩論』と『Ambarvalia』、『古代文学序説』と『旅人かへらず』、『第三の神話』『近代の寓話』の散歩の詩学と『えてるにたす』の永遠賛歌を経て、『ボードレールと私』『漢語とギリシア語の比較研究ノート』に至る中世的引用のプールと「眼の宗教」の詩学について書きました。ぜひ。

『トルタの国語』は12月5日の文学フリマで、トルタブースで販売されます。
通販もあります。
詳しくはトルタブログのこちらの記事をごらんください。
by hortus71 | 2010-12-02 09:11 | けふ詩への道

怪談短歌百物語2010 【53】~【60】

怪談短歌百物語、【53】から【60】まで再掲します。
31日までに確実に1巡目達成ですね。
そしてここでまさかの展開に…。


【53】 腹ばいになりまどろめば魚の卵われをくすぐり孵化はじめたり(腹) 
                               東直子(@higashin)


【54】べとべとの壁にもたれて至福とは明日を司れることです(べとべと)  
                               東直子(@higashin)


【55】眠る海にいまいっせいにからだから孵化しはじめる君のまぼろし(孵化) 
                               なかにしけふこ (@mmktn)

【56】常春の疎林の花にもほろびなき至福の島に老ゆるかなしみ(至福)  
                               なかにしけふこ (@mmktn)


【57】老い人に惚れたる少女体液を分かちあうたびすさまじき膚(老)  
                               東直子 (@higashin)

【58】たまゆらの若さ吸はるるくびすぢに縺るる髪のすさまじきかな(すさまじき) 
                               なかにしけふこ (@mmktn)

【59】東京の五月下旬の若葉まであかい炎につつまれた夜(若) 
                               牧野芝草 (@mkss)


【60】若葉乙女にあけき炎のたつみえて風琴遁走曲[おるがん・ふーが]の帝都こひしき(炎) 
                               なかにしけふこ(@mmktn)





遊び方を再掲します。

一語摘み怪談短歌百物語をします。
【 】の中に何番目か、番号を入れてください。
前の番号の歌から摘んだことばを皆さんの作品の末尾に( )でいれてください。
最後にタグ #tanka100storiesをつけてください(#の前は半角空け推奨)
100個集まったら2巡目行きましょう。怖い短歌を詠んで読んで皆で涼しくなりましょう。
一語摘みでは苦しくなったら適宜新しい題材を投入して下さってかまいません。
みなさまのホラーを短歌に託しましょう。
by hortus71 | 2010-12-02 00:58 | 納涼怪談短歌百物語2010